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路面店舗(惣菜と弁当を取り扱う業態)の開業で役立つ競合調査の方法をまとめました。これは私が中食チェーン店で実践していた現地、競合調査の方法です。
事前に
商圏距離は業態等で異なりますが、一次商圏(500m〜1,000m)の商圏データを用意します。国勢調査等のデータはこちらのサイトにあります。APIに関してはこちらのサイトで紹介されています。
前提として、現地で競合調査する前に商圏情報(住民数・男女比・世帯数・流出、流入立地なのか等々)を確認することがとても大切です。
どこまで調べるか?
路面店舗(惣菜と弁当を取り扱う業態)だと、当然、スーパーマーケット・コンビニも競合に入ります。どこまで調査するのかを事前に決めておくと、現地での調査がスムーズです。
現地での調査
路面店舗(惣菜と弁当を取り扱う業態)だと通常(11時〜14時・16時〜18時・19時〜22時)この時間帯が売上を取りやすいと仮定できます。この時間帯に競合の商品陳列(単価・数量・商品構成)・客層・周辺レストラン(イートイン)の客数 +(周辺の時給・営業時間を決めるための情報収集)を調査します。
競合の商品陳列
ピークタイム前に米飯 + 麺類(スパゲッティ・蕎麦等)の数量と単価(最安値・中央値・最高値)を記録します。その後、どれぐらい売れたかを確認します。(30分 or 60分)例えば、ここで60分で90個の弁当が売れていれば、おおよその購買力が把握できます。自店の製造量や売上の目安になります。
客層
国勢調査等の商圏情報では、分からないことがあります。それは時間帯ごとに現地で歩いている実際の客層です。立地によって様々なので、競合調査しながら確認すると効率的です。
周辺レストラン(イートイン)の客数
1番のピークタイム・ピークタイム中盤と仮定している時間の5分間の客数を確認すると、おおよその客数が把握できます。レストランのおおよその需要を見るのに効果的です。
ついでに調査すると効率的 -周辺時給・営業時間-
周辺の店舗の時給は、店頭や求人ツール等で確認できます。何も掲示されていない店舗で知りたい場合は、店の人に聞いてしまうのが良いと思います。
営業時間は、自店から一番近くて人が集まる場所(駅の改札等)の客層や人数等、周辺競合の営業時間から自店の営業時間を決めるための情報を同時に収集すると効率的です。
終わりに
路面店舗(惣菜と弁当を取り扱う業態)の開業で役立つ競合調査の方法をご紹介しました。また、やくたつを運営する中で学んだことを、有益な情報にして発信できるように全力で努力します。最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。
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